ドライブレコーダーは「4つのポイント」で比較しなさい
ドライブレコーダーは「4つのポイント」で比較しましょう。4つのポイントとは何か。このページで解説しています。
1.価格
2.画質(有効画素数、撮像素子)
3.耐久性
4.設置場所
まずは上記1の価格。
ここ近年、ドライブレコーダーの価格は下落していて、安いものだと数千円台からあるようです。
つぎに上記2の画質。
有効画素数に目がいってしまいますが、「撮像素子」のほうが重要です。ちなみに、映像素子は、CCDがもっとも綺麗で、つぎにCMOS、もっとも映像が良くないのがMOSでです。携帯やスマホに使われているのがMOSということから考えると、MOSはあまり映像が良くないのはわかるのではないでしょうか。
つぎに上記3の耐久性。
(住んでいる地域によって異なりますが)車内温度は冬季は0℃、夏季は50℃などと過酷です。車を乗り降りするたびに、ドライブレコーダーを外せばもちろん耐久性に難があっても問題ありませんが、そのような面倒なことはできないと思います。そうならば、ドライブレコーダーの耐久性も重要になってきます。
最後に上記4の設置場所。
ドライブレコーダーは「フロントガラス」に設置するものが大半です。まれにダッシュボードに設置できるタイプのドライブレコーダーもあります。
これらの4つのポイントをどのように比較すればいいのでしょうか。
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ドライブレコーダーの価格
近年、ドライブレコーダーの価格が下がっていきていますが、せめて1万円台のものを購入したいものです。1万円より安価なものを求めるのなら、使わなくなったスマホをドライブレコーダー代わりにするほうが経済的だと思いますから(別のページで紹介しています)。
ドライブレコーダーの画質
ドライブレコーダーの画質が影響するのは以下の2つです。
1.万が一の事故のとき、証拠として記録したい場合
2.ドライブの記録を残して楽しみたい場合
上記1と、ドライブレコーダー画質の関係から。
※わたしは法律の専門家ではありませんし、ネットで検索した程度の知識しかありません。正確なことは法律の専門家にご相談ください。
◆証拠能力
ドライブレコーダーを設置していれば、裁判のときの証拠になると思っているかもしれませんし、わたしもそう思っていました。しかし、検索したところ、ドライブレコーダーの証拠能力がどの程度あるのかはわからないという意見が大半でした。つまり、裁判になってドライブレコーダーを証拠として提出しても、証拠として扱われるかどうかはわからない、最悪、事故の映像が鮮明に映っていても裁判官が証拠として取り扱わないこともあるかもしれないと言われています。
◆ドライブレコーダーで撮影できるもの
ドライブレコーダーなら、画素数、映像素子にかかわらず、たいてい、事故の前後関係の動画を撮影できます(たとえば、人が飛び出してきたりしたものなど)。
◆ドライブレコーダーの性能が響く局面
たとえば事故の相手の車のナンバーを撮影できるかどうかはドライブレコーダーの性能(画質)によるようです(特に夜間)。
◆ドライブレコーダーの限界
後ろから追突されて逃げられた場合はドライブレコーダーを設置していても犯人を割り出すことはできません。また映像素子が良くないドライブレコーダーを利用している場合で、たとえば前の車が急にバックしてきて当て逃げした場合、ナンバーが映っていなくて犯人を割り出せないこともあります。
これらの4つの点が、ドライブレコーダーの画像にどう影響するのでしょうか。
2つの考え方を紹介します。
◆考え方1:ドライブレコーダーの証拠能力は思うほど期待できない。また、もっとも起きそうな事故である「背後からの衝突」だとドライブレコーダーの性能をよくしても意味はないし、ナンバーまで撮影しないといけない事故に出くわすのは確率的にかなり低い。だから、事故の前後関係の映像さえ撮れていればいい。
→この場合だと、画素数、映像素子ともにそれほどいいものではなくても構わない。
◆考え方2:ドライブレコーダーの証拠能力は期待できないかもしれないが、証拠として採用される可能性があることを重視したい。また、確率はかなり低くても、当て逃げされたときのことを考えて、ナンバーも鮮明に映っているほうがいい。
→この場合だと、画素数は多くて、映像素子もCCDやCMOSのものを選ぶ必要がある。
つぎに上記2のドライブの記録を残して楽しみたい場合。
これは好みの問題になります。
映像の綺麗さにこだわりがないのなら、画素数、映像素子ともにそれほどいいものではなくてもいいでしょうし、綺麗さにこだわるのなら、画素数は多くて、映像素子もCCDやCMOSのものを選ぶ必要があります。
ドライブレコーダーの耐久性
ネットでの噂ですが、中国製は耐久性がなく、台湾製はそこそこ耐久性がいいそうです。日本製は耐久性がウリのものもあります。
安価で購入しても、すぐに壊れてしまえば、結果的に高くつくので耐久性についてもよく考えましょう。
ドライブレコーダーの設置場所
実は、法律にてドライブレコーダーをフロントガラスに設置できる場所は限られています。具体的には「フロントガラスの上部20パーセント以内」もしくは「ルームミラーの後」に設置しなければならないようです(正確なことは検索してみてください)。
また雨が降ってきたときも鮮明に映るように、ワイパーがふき取る範囲にドライブレコーダーを設置する必要があります。
しかし、わたしが乗っているセレナだと、ルームミラーの後は何かあって設置できず、フロントガラスが広いため上部20パーセントのところにはワイパーが届きません。
「ダッシュボード」にせざるを得ません。
つまり、車種によって、ダッシュボードに設置せざるを得ない場合があるわけです。もっともレアケースだと思いますが。
ドライブレコーダーの選び方
まずは、車のどこに設置するのかを考えるといいでしょう。
これで、フロントガラスに設置するタイプか、ダッシュボードに設置するタイプなのかが決まります。
つぎに、ドライブレコーダーの使用目的を考えましょう。
これで画素数、映像素子が決まります。これが決まれば自ずと価格も決まります。
ここまでくれば、かなり候補は絞れていると思うので、あとは耐久性で選ぶといいでしょう。